突然君からの手紙(ミラーレス用85mmの発表)
あの日から途切れた君の声(ライトバズーカ以来)
今すぐ逢いに行くよ(マップカメラのECへ)
夏が遠回りしても(猛暑でツーリング出かけられなかったからね)
FOV(FIELD OF VIEW)で一番好きな曲はLast Good-byeで、好きな焦点距離は85mm。今楽しみなのはフルフレームFoveonのカメラ。
Fov Classic BlueのFovってFoveonの略なんですね。SD9の色を再現するためのカラープリセットだとか。結構あの色合い楽しくてfpで使います。
話が遠回りしましたが、先日発表・発売されたばかりのSIGMA 85mm F1.4 DG DN | Art(For L Mount)を購入しましたのでインプレッションといきます。
レンズ本体インプレ
開梱して最初の印象が「結構でかい」でした。確かにレフ機用の同スペックと比べると小さいですが、如何せんチッコい45/2.8を見慣れているものですから、デカ重に感じてしまいます。
前玉もこの通り。大口径単焦点はこの馬鹿でかい前玉を見てるだけで楽しいです。
スイッチ類
鏡筒のスイッチ類はAF切り替えにカスタムできるボタン、絞りリングのクリック感切り替えスイッチと裏側に絞りリングのロックスイッチ、そして絞りリングがあります。
クリック感のオンオフスイッチはこのレンズを動画でも使ってもらいたいとのことで付けたとか。これ、感覚的にはロジクールの無線マウスM705についてるスクロールのカリカリON/OFFのスイッチに似てますね(例えが分かりづらくすみません)。ロックスイッチはA(自動またはボディ側で設定)かマニュアル設定側でロックができます。うっかり絞りすぎて気づいたらAに入って開放2.8になっていたってことが45mmで稀にあったのでこれは結構嬉しい機能。
fpとのサイズ感
コンパクトなレンズな筈ですが、小さいfpに付けるとでっかく感じてしまいます。トータルの重量的にもこの大きさになると最低限HG-11くらいのグリップは欲しくなります。
付属品
付属品一覧から見落としていて「あ、ついてたんだ」ってなったのがレンズポーチ。専用品なのかぴったしカンカンで収まります。化粧箱もこのサイズぴったりのものでした。
作例
拙いものですが、貼って紹介します。
まともに撮った最初の一枚。久しぶりの中望遠で被写体が近いことに戸惑いましたが、撮ってるとちょうどよく感じる不思議。何気なく撮った一枚でも後ボケの美しさに思わず口元がほころびます。
何気なく撮った草も美しく、ピント面はしっかり解像し、前後はなだらかにボケる。魔法ですよこれは。
川にピントをあわせ撮影したもの。石の質感がしっかり記録されていて堪りませんわこれはもう素晴らしい(๑´ڡ`๑)。
でも魔法のレンズもスローシャッターの手ブレはどうにもできません。薄暗いシーンで1/125のシャッタースピードでもしっかり構えないと微ブレを起こしてしまう。難しいですね。あ、EXIF付いてるんでブラウザで拡張機能入れると見れますよ。
ピント面が非常に浅くうっかりしてると簡単に色々ボケちゃいます。絞りとISO感度をうまくコントロールしないといけませんね。
最近のSIGMAの大口径レンズは開放でもキレッキレの写りで「絞って解像感を~」とか必要ないんじゃないかと思ってしまう。これ、開放でオートバイにピントを合わせたら等倍で見たときナンバーが見えちゃったので友だちのだけちょっと修正しました。絞りはこのレンズでは被写界深度と光量を調整するだけの物なのでしょうか?
よく写るもんだから、うっかり後輪タイヤを撮ると端まで使えていないことがバレバレです。最近カーブで倒し込む楽しさは感じるようになってきましたが、アマリングが減る気配がないのは何故でしょう…。
素晴らしいレンズだが腕の悪さはバレちゃう
丁度いい画角、余裕の大口径。上手に操ればこれは自分で撮ったのかと眼を見張るような素晴らしい写真が取れますが、下手こくと失敗作になる難しさ。
とはいえやはり85mmという焦点距離は自分に合っているようで画の整理がしやすく、打率が非常に上がります。ツーリングの合間に試しどりした写真を取り込んで整理をしましたが、どれも非常にいい写りで自画自賛して仕分けが非常に難しかったです。
9月は福島の猪苗代まで行く予定があるんで、これ一本で旅行撮り歩きでもしましょうかね。楽しみです。