昨晩、グランドシナリオを読み終わった後に消化不良を起こして雑な分を投げて寝た。
しかしながら、寝ても覚めても納得がいかないので、記憶整理を兼ねてクリア後レビューを点けることにする。シナリオにガッツリ踏み込んで書くため、未プレイ、プレイ中の人が開いた場合は戻ってほしい。クリアして読もうとしている人も個人の感想をまとめた乱文であることをご承知願いたい。
ぴよ
ぴよ
雑感
とどけるよ
うちゅぅ
各キャラパート
進行としてはTwitterで見たおすすめ順序に則って読み進めました。
anemoi未プレイ方向けにオススメ攻略順と攻略のポイントをまとめました(ALT)
— たいぞー (@taizo_novelgame) 2026年4月27日
勿論ネタバレなしです
是非参考にしてみてください! pic.twitter.com/xZt49H04gH
総羽愛乃(変換できない)
夢織屋の特典付きを購入したこともあり、最初に選びました。
頭のピコピコは寝癖ですと言いながらよく見るとヘアゴムで括ってあって何過ぎて面白可愛いキャラ。

鳥人間コンテストのくだりは誘うヒロインによってチーム名等々がほんのり変わるのが上手いなあと感心しながら読んでいました。
しかしながら、愛乃が実家に帰るとなったあたりから雲行きが怪しくなり、親父さんと家に帰ったあたりからついていけなくなり、深層世界っぽいところでオリジナルの愛乃と分離した愛乃が触れ合うシーンは(たぶん、泣かせポイントなんだろうなここが)と冷静に分析してしまった。
真澄町愛乃が消えそうで消えなくて、いつ消えるんだこれとばかり考えてしまった。
クリア後、愛乃がタイトル画面から消えて「そういう系か!(どういう系)」となった。スピカ以外消えそうな雰囲気だし、正妻以外は消失するのか、とこのときはぼんやり考えていた。
るいるい(サブ)
ネオチンチン町議会の塁。町長の娘。過去に兄を失った過去を持ちつつも、町の子どもたちを束ねて合奏団を取りまとめるなど活動は多岐にわたる。
一人の女の子が引っ越すのを機に主人公とラジオを始めたけれど、あれ、電気ってどうしたんだろうね。スピカの話で「電気は貴重」って燃料屋からバッテリー借りてたけれども。

千春(サブ)
すべてが速くなければ済まない男。わんわんおが帰ってきてからの特訓パートは何を見せられているのかわからなかった。和解した後、サイドカーを作って乗せた後、わんわんお、死ぬのか……って思ったら生きてるし、不穏な空気を醸し出しながらも『いや、別に』という肩透かしを食らい、まあサブだしそんなもんかとなった。
健さん(サブ)
フラフラしてるおっさんキャラ。何故この町に来たのかをはぐらかしていたが、蓋を開けたら最愛の人を苦しめないための選択肢という、ちゃんとハードボイルドキャラ。シナリオ全体を通していいアクセントとなるポジションにいて好きな人物です。
文弥さん(サブ)
愛乃と目の描き方が同じだから同じイラストレータさんかね。
文弥の手伝いをしながらいい感じになるのかと思ったらそうでもなく、いまいち話を憶えていない。
白渡小詠(変換できる)
鳥頭を免罪符に主人公の名前をいじり続けるシーンで、Keyっぽいのが来たなと構えていたらいい意味裏切られました。全体通して一番良かったシナリオです。
目的の町までの過程、街についてからマッサンとおばちゃんの温かさ、人の優しさを丁寧に描いた素晴らしいシナリオだった。 しかし、ピリカはどうやって小詠の姿を手に入れたのか、私、気になります。
つづら(サブ)
プロローグで筋トレ云々言ってたから、某バスの筋肉かと思ったら全然筋肉要素がなかった。
序盤で淡雪との絡みがなかったため、他キャラ同様に依頼を受けていたが、3回目が来ないまま麦と立花が真澄町を旅立ってしまい、呆気にとられた。攻略順序で淡雪とつづらはセットで!と言われていたのを思いだし、並行して進めたら3回目の依頼が出てきて「すげぇ!」って感動した。
悲しい思い出をコーヒーと一緒に挽いて閉じ込めたものを最後に順繰り取り戻し成長するというシナリオは短いながらも良くまとまっていて素晴らしかったです。美の親友なだけある。
淡雪陽彩(名が変換できない)
一番唸ったシナリオです。人類補完計画みたいな生き物が個体になろうとする過程で消える、それを阻止しようと悪足掻く。
半ばでInstのエンドロールが流れて(ああノーマルENDか、TRUEの分岐は二周目で出るタイプか?)とか考えていたら、数時間前に見たポイントへ戻り、いやもう鳥肌ゾワゾワで目を見開きました。攻略を見てはいけないってそういうことか、と。

これ書きながらバックグラウンドでanemoiをBGMプレイヤーとして動かしているんですが、曲が記憶を呼び起こしてまた鳥肌立ちました。
小詠同様、第一印象が「やべーの出てきたな」であまり期待していなかったため、めっちゃ興奮しましたね。
ラストについてはクリア後の自分が書いていたメモを原文ママで載せる。
# 淡雪 人を愛することで消えてしまう運命を受け入れ、最後の日に得た報酬を金平糖に変え、最愛の人とそれを投げ合い消えてゆく儚さ、美しさ
文弥さんから地図作成の報酬をもらって、どうするのか?と思ったらそれで金平糖を買うっていう、この金平糖という選択が良くて良くて、良くて。
それを浜辺で最愛の人と投げ合って、最期を迎える儚さ、美しさ、素敵過ぎて、書いてたら思い出してしまい涙が止まらない。 一番お気に入りのシナリオ。
速川六花

唯一の肉親かと思ったら……。怪異に手を差し伸べ、今日まで明け暮れをともにした兄さん、流石です。
異形と共に過ごし、最期卒業をもって別れるという話、ひと昔前に読んだ気がするんですよね。なんだったっけかな。
そういえばシナリオライターに見覚えある名前があるな。
そもそも何故幼少期の麦は風の回廊でスピカと出会い、立花を生み出してしまったのか。厄災→風の回廊に至った理由が説明されず、気になる。
厄災によって人らしさを失った麦の心を描きたかったように見えるものの、もう一歩足らずだったのは、他シナリオとの整合性のためだったのかなとかメタ読みをする。
辻倉朱比華(名前が変換できない)
正妻枠でCLANNADなら古河渚。出るとこ出てないピザオタク。

ピザピザピザってされると食べたくなるもので、スピカシナリオの合間に食べに行きました。マルゲリータ美味かった。
閑話休題。やはりNa-Ga先生の描くキャラは可愛くてもちもち駆動でシナリオを読み進めていた。

ピザコンテストから始まり、強めの厄災をきっかけに仲が深まり、恋人となる。定番の構成ではあるんですが、ほんのり冗長さを感じてしまった。あと、回廊の深部で両親と再会するとき(なんでオコジョなの、なんでなんで)と気になり、気が抜けた。
eternicle
スピカを読み終わって、次章のプロローグの後、色褪せた世界にスピカだけ。(……ッカ……ア……ア!)と声にならない声を出した。
今にして思えばすべてを表していましたね。色褪せた世界。風の回廊、一人だけのスピカ。
スピカのシナリオの回顧から始まり、家が建ち、おめでた。微笑ましく順調な進行でこのときは良かったです。おめでたになって、喋っちゃ駄目だぞ!からの速攻おもらしのくだりはベタながら笑っちゃいました。しかしYES・GOまくらからのワオーンのところはしょうがないですが物足りないですね。しょうがないですが。
穂乃夏が生まれてから眠り続けたいたスピカは失ったアルミアスの回復のためだったのか?
眠りこけていたのに、デカ厄災が来る!ってなった途端、何事もなかったかのように動き出したとき、あの苦しむ姿は何だったのか?と冷静になってしまった。
スピカが厄災とともに最奥に閉じ込められてからの穂乃夏育児パートは解像度高すぎてかなり苦しくなりました。でも町の皆の支え、優しさを改めて感じられ、大きくなってからのギャップも加味すると必要であり、ある種の修行パートのようなものだったと思う。
anemoi
ずっと謎ポジションかつ、正体不明だった玖琉未の正体が明らかになって、ふたしていた部分を喋って明らかになったとき、そうか~まあそういうことだよな~となった。
麦が穂乃夏の子育てで親とはどうあるべきか?と悩んでいたときの健さんの解、すごく良かった。

アルミアスを使いすぎた穂乃夏を助けるときに都合よくスピカが来て「キタぞ!Keyのご都合主義の真骨頂!」となり、あのままスピカが帰ってきてくれたら嬉しかったな。なんでそこから3周も待たされてしまったのか。
穂乃夏が旅に出るとなったとき、格好がかつての母親と同じで、この子も風邪の一族として、多くの困難に立ち向かっていくことを予期させたときはウルっときました。
帰ってくるの遅すぎ問題
これを書きたくてここまで4,000文字も連ねてきたわけですが、誰が読んでいるんだろうこれ。未来の自分?
穂乃夏の旅立ちのあと、「お前が待っていてくれるから旅に出られる。変える場所のない旅はただの放浪だ」という健さんの言葉から、年老いた麦と戻ってきたスピカ、帰ってきた穂乃夏の3人で幸せに老後を過ごすのかと思いきや、まさかの死に際での帰還。
千春と麦の会話の後、ここまで来たら淡雪の時のように、別分岐があるのかと思った。なんせeternicleで

こんな前置きをされたら期待してしまう。Anoterの示唆にしかみえない。
思うに、くるみの説明通り、穂乃夏はアルミアスの結晶で人間の子として産まれたわけではないから、スピカは不老の呪いが解けていないという点に縛られた事による顛末なのかなと。穂乃夏も風の一族で歳を取らない、取れない以上、共生はできない。なら最期、死に目に逢わせようということ?
だとしたら、ひたすらに待ち続けた麦もスピカも本当に報われた最期だったのか?と考えると、違うんじゃないかなという私の感情。 最愛の人と最期を迎えることで俺の人生は幸せだった、という明示があればよかったな。しわがれた「おかえり」がそれを示唆しているのであれば、うれしい。
通して感じたこと
各キャラパートごとのライターの癖によるばらつきを感じたのと、順序が定まっていないことによる説明の冗長さと「あれ、まだ言っちゃ駄目だよな、どうしよっかな」の曖昧さを各シナリオの根底に進むにつれて感じる場面が多かった。いっそルートロックを使って実質的な一本道にして、辻褄が合っている状態なら深みが出たんじゃないかなと妄想。
なんだかんだ書いたものの、真澄町の温かな空気感、スピカのくーるびゅーちーを気取りながらの麦大好きの感情、全部大好きでもう、今、真澄町ロスで思い出のある土地を引っ越しで離れる淋しさのようなものを感じています。
システム面
UIが本当にきれいになりました。Siglusに切り替わった頃、他の吉里吉里系のUIと比べてJTC特有の野暮ったさを感じたんですが、令和のUIらしくきれいになってて、世界観と合ってて良かったです。
テキストウィンドウは基本麦穂の透かしなんですが、ヒロイン視点に切り替わったとき、そのキャラのモチーフにちゃんと変わるのが細かく、気づいたときに感嘆が口から漏れました
気になった点として、おそらくムービーファイルの継ぎ目となっている部分、Day〇〇の切り替わりやアルミアスのキラキラなど、そういったところでカクつきが見られました。これがいいタイミングでカクカクするからまあまあ醒める。
おわりに
ここまで読んでくれた人に、淡雪ハートスタンプを贈呈。




