財布を替えた。Ryuというブランドのコインケースに買い替えた。
イタリアの伝統製法で鞣(なめ)した牛皮は最初ザラザラしているが、使い込んでいくうちにツルツルのツヤツヤにエージングされていく。自然な革の香りと風合いが好きで、今までは同じブランドのコインケース+マネークリップの組み合わせで使っていたのを二つ折り財布に買い替えたが、やっぱり一番好きなこの革の財布を持ち歩きたいと思い、このコインケースに買い替えた。
Amazon Mastercardクラシックを発行して、追加のiDカードも発行した頃から現金を使うことが減りはじめて、最近はほぼほぼ現金を使う機会がなくなった。ポイントカードも必要なものだけスマートフォンアプリで賄い、使用頻度が低いものは処分した。そうすると必然的に財布の中に入れるものは少なくなっていった。なのにかかわらずまた二つ折り財布を買ったら中身がスカスカなのに財布ばっかり大きくてなんだかなぁと思っていたら、なんでこの財布買ったのかなぁと思いはじめ、気づいたらもとのコインケースに全部入れて使っていた。
今まで使っていたコインケースは小銭の汚れでコインポケットが真っ黒になってしまったため、そろそろ替え時かなぁと思いこのコインケースにした。外の裏表と、内側に薄いポッケと小銭がたくさん入る大きいスペースがある。小銭のところに畳んだお札とカードを入れてポケットに免許証と床屋のポイントカードを入れてる。あと貰い物の50セント。
以前の財布の話
もともと財布は中学生の頃にドン・キホーテで買ったEDWINの財布を専門学校に上がるまで使っていた。そもそもお金を貯められない性分だったため、財布を持ち歩く機会がとても少なく、いつも机の引き出しの中にしまっていた。小遣いが入れば本を買ったりCDを買ったり…。いつも小銭入れに数百円入っている程度。
高校生の時にアルバイトを始めて小遣い以上の金額を自分で手に入れられるようになり、まともに財布を持ち歩く機会が増えた。しかし5年近く使い続けた2千円の合皮の財布はボロボロで、ところどころ表面が剥がれ始めていた。
相方さんに「もういい歳なんだからまともな財布を持て」と言われ、服を買いにアウトレットへ行ったときにRyuのコインケースを買い与えられた。
買ってもらった当初は支払は現金がメインで、これにお札を畳んで入れていた。会計のたびに札を戻してお釣りでもらったらまた畳んで…と繰り返しているうちに億劫になり、後から用意したマネークリップと一緒に持ち歩いていた。しかしマネークリップと一緒に持ち歩くのは、持つものが増えるのでこれまた億劫である。今思えばアホなことをしたなと思う。結局いつもコインケースだけかマネークリップだけで持ち歩いていた。
そんなことをしているうちに支払い方法が現金からiDまたはカードに移行していき、今では支払の順が iD>カード>>>現金 となっている。現金しか使えないところは極力避けてるようになった。キャッシュレス生活が染み付き始めた矢先に二つ折り財布を買っても、その収容力を持て余してしまうだけだった。
またRyuのコインケースを買った今、とても満足している。必要十分な容量とサイズに、手に馴染む質感。これからどう変化していくのか今から楽しみで仕方ない。
今まで使っていたものはきれいに手入れしてしばらくしまっておくことにする。