去年の暮にメインで使ってるパソコンをアップグレードしたばかり。だけれど、この間秋葉原行ったときに見たASRockのDeskMini A300を見て「え?この大きさで俺のパソコンと同等の性能なの…?魅力感じちゃう…」となり、入れ替えを決意。
これ見てて思い出したが、俺はパソコン組むオタクだった。カメラばっかで忘れてた。
構成
- ベアボーン:DeskMini A300*
- CPU:AMD Ryzen 5 2400G
- CPUクーラー:Noctua NH-L9a-AM4*
- RAM:Crucial SODIMM DDR4 PC4-21300 8GB×2*
- SSD:Western Digital WDS250G2X0C
- OS:Windows 10 Home
こんな感じの構成で組みました。末尾に*印がついているものは新規で購入して、あとは前環境からの使い回し。
CPUは最初3400Gに入れ替えようと思ったが、ベンチマークを見る限り買い換えるほどの性能差はなかったためそのまま。
CPUクーラーはIntel版DeskMiniで定番のNoctua NH-L9iのAMD版を何も考えずチョイス。
RAMはDIMMからSO DIMMへ変わったため、速度が同じものをチョイス。
SSDはそのまま使いまわし。ただこのWD BlackのNVMe(G2X0C) はRaven Ridgeとの相性問題が報告されており、表面のM.2スロットで動作しないため注意が必要。
WD BLACK(WDS●●●G2X0C)は、「Raven Ridge APU」(レイヴンリッジ)では動作しないと報告(@AsRockJ)されているので、別のストレージを用意した方が良いでしょう。
OSはWindows 10からライセンスがマシンではなくユーザーに付くようになったおかげでずっと使いまわし。
パソコンの用途
主に写真をLightroomで現像する、MusicBeeで音楽管理・再生、ネットサーフィンといったところ。
この中で一番重たいのは写真の現像だが、マイクロフォーサーズのLumix G9 PROで撮ったRAWを編集、書き出しする分には2400Gでも十分に動作する。
DeskMini A300を開封
日本版は標準でCPUクーラーが付いてくる。いらんから安くするかWi-Fiキット付けてほしかった……。あと光学ドライブついてないのにディスクでドライバつけるの止めろよぉ!!USBでくれよ!(KUREKUREおじさん)コンタクトスプレーもよろしく。
ケースから伸びてるケーブルは電源ボタン+電源LED+HDDアクセスランプ用のもの。
ACアダプタのコンセント側のプラグは3ピンのもの、DELLのノートと同じ、夢の国のネズミ型。ハハッ!
わかりにくい大きさ比較。本体はだいたいATX電源くらいのサイズ感。この大きさでAMDのデスクトップ用CPUが動くなんて…勲章ものですよ?
あとACアダプタ結構大きい。
CPUクーラーを開封
静音性とパフォーマンスの両立にていひょうのあるうんこ…💩
開けるとめっちゃ丁寧に入ってて面白い。
中身はよくあるCPUクーラーの構成。袋に入ってるネジは使わなかった。
ファンは92mmでクーラー全高は37mmのコンパクトさ。今まで触った中で一番小さい。
組み立て
いざ組み立て。まずは前のパソコンから外したCPUを乗せる。
グリスを塗る前にもともとついてる”やぐら”を外しておく。んでグリスを塗ってCPUクーラーを取り付け。多分メモリを乗せる前にCPUクーラーを付けたほうがいいと思う。グリスは雑に21と書いて塗った。特に意味はなし。
グリスを塗ったら、CPUクーラーを載せてグリグリしてクーラーとCPUの接地面にグリスを均す。んでひっくり返してバックプレートを載せてネジ止め。タイヤのホイールと同じように対角線に締めよう。
締めたらNVMe SSDを載せた。前述の通り、表面のM.2だと動作しないため背面に実装。背面だと冷却に不安があるが、今のところ問題は起こってない。
最後にメモリを挿して出来上がり。
あとはOSをインストールして初期設定をしたが、そこは割愛。
Wi-Fiキットのインストール
組み上がってから無線機能がないからBluetoothヘッドホンが接続できないことに気づいて、PCデポにWi-Fiキットを慌てて買いに行った。
こんなかんじのパッケージで売ってる。
中身はモジュール、アンテナケーブル、アンテナのシンプル構成。
無線モジュールは3168。手元に8260があったからそれを使おうかと思ったけれど、どちらもBluetoothのバージョンが4.2だったから3168を使った。
開けて組み込み。アンテナ端子の取り付けに苦労するっぽいけれど、パチパチかんたんにはめられた。
背面のアンテナ用に設けられている穴を開けてアンテナ端子を取り付け。小さめのモンキーレンチがあると締め付け楽かも。
アンテナを取り付けて完成。触角?しっぽ?が生えた。
ベンチマーク
Lightroom現像
G9 PROで撮影したRAWを上の条件で50枚書き出して時間を計測したところ…
2分17秒
で書き出し処理が完了した。
2分17秒は137秒だからだから一枚あたり…
2.74秒!!!
中々良いんじゃないでしょうか!?!?速い!!!😆😆😆
DPPで現像してたときは一枚10秒はかかってたな😂
ちはやローリング
い つ も の
何故かちょっとスコアが下がる…。
Octane Benchmark
普段遣いのパフォーマンスを計測してくれるというOctaneベンチマーク。ちょっと速くなった!なんで!?
入れ替え前に気になっていたところ
CPUクーラーのファンノイズ
UEFIの標準設定だとちょっと回転高めだから、静音モードにするかマニュアルで調整すると回ってるのかわからなくなるくらい静かになる。ただやっぱりLightroomで現像作業、バッチで書き出しをして負荷がかかると「フォーン」と音を立てて回りだす。でも終わると回転が落ちてまた静かになる。静かになるってことは冷えてるってことだから冷却性能は問題なし。
SSDの温度
このエントリを執筆している今現在、室温が21℃でSSD温度が53℃になっている。背面だとやっぱり温度が高めになるから対応しているものを表面に挿したほうがCPUクーラーのエアフローで冷却されて良いかと。
どちらも温度の懸念だが、現像ベンチマークをしたあとの温度が以下の通り
SSDとCPUが…ちょっとあったかくなる。
SSDは背面にインストールする場合パッドみたいの貼ってケースに熱逃がしたほうがよさげ。
入れ替え後に気になったところ
コイル鳴き
電源オンの状態だと鳴らないが、電源オフ時に本体からビービーなる。結構うるさい😂😂😂😂😂
自作PC板のDeskMiniスレでもポツポツ言及する人がいるくらいには鳴る。高音ではなくまあまあ低めの音で鳴るから、モスキート音が聞こえない人でも聞こえる音だから結構厄介。一度開けて確認したがどこが原因だかわからなかった。おそらくVRM辺りから鳴ってると思われるが…。
総評
良いところ
だめなところ
- コイル鳴き😂
- Wi-Fiモジュールが別売り
コイル鳴きが残念だがLightroomで現像作業がサクサクできるパフォーマンスのPCがこの小ささでできるからおすすめだぞ。素晴らしすぎて3,000文字も書いちゃったぞ。